報道関係者のみなさん!
今日、午後2時46分、バームクーヘンは1分間、黙とうしました。
2年前の今日、東日本大震災で失われた多くの命は、「
代受苦」なのです。
だから今を生きている者達は、日々を大切に希望を持って生きていかねばなりません。
復興が遅い
震災の記憶が風化していく
原発の廃炉には40年以上かかる
風評被害
大震災を巡る話題は、どれもこれもいい話は聞こえてきません。
けれど、必死に生きようとしている多くの被災者が沢山いることも、まぎれもない事実。
なかなか目に形に表れてはこないけれど、2年前の悪夢のような光景から
この2年の間に、少しずつ変わり、花が咲き、人々が少し笑顔を取戻し
ほんの少しでも前へ進んでいることを、被災地から遠くにいる私たちに
敢えて今日という日に報道してほしかった・・・。
どのテレビ局も震災がらみの特集番組を放送しているけれど
そのどれもが、辛い厳しい現実ばかり。
これでは被災した人もそうでない人も、暗い気持ちになってしまう・・・・。
後ろ向きな作業である原発の廃炉作業を行っている作業員と作業現場を
テレビで見たけれど、皆、命を張って仕事をしておられた。
これは、とても凄いことだと思う。
今、その現場で働く人々が、廃炉が完了するのを見届けられるのは難しい中
気の遠くなるような長く険しい道のりの途上で、命を懸けて仕事をするなど
私には、とてもできない・・と思った。
現実を知ることも大切だけど、
失われた多くの命の為にも、
残された人間は、希望を持って生きていかねば
代受苦を背負って下さった方々に、申し訳がたたない・・・。
だから、どうか報道関係のみなさん!
暗く重く辛い現実だけでなく、明るく希望のある笑顔になれる被災地からのニュースも
私たちに、届けてください。
それが、必要なんです。
東日本大震災で亡くなられた多くの方々のご冥福を、心からお祈りします。
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